イメージに騙されて商品を購入してしまう人間たち

かの独裁者ヒトラーもこのようなことを言っていたという。

「人間は愚かなのだから、理性よりも感情を揺さぶれ」と・・・。を

ヒトラーは宣伝や説得のテクニックを用いて大衆を操作していたと言われるが、「できるだけ分かりやすい言葉で訴える。」

「伝えたいことを何度も繰り返す。」

「要点を重点的に伝える。」

このようなことを意識して、政治的プロパガンダをおこなっていた。

理論的な言葉は意識して使わず、昂る感情を露わに国民を揺り動かしていた。

例えば、

・ベルサイユ条約はドイツ国民をなめまくっているから不当だ

・そのためかつての領土を取り返す

・復讐あるのみ

単純で、バカでもわかるような言葉を繰り返し使って、自国民を洗脳していく。

「繰り返しは洗脳の常とう手段」だとヒトラーは知っていたのだ。

 

理論vs感情

アメリカのあるテレビ番組で、死刑制度について討論が交わされることになった。

死刑反対派の主張と賛成派の主張を見てもらいたい。いったいどちらが多くの支持を得たのだろうか?

死刑賛成派あなたの愛する娘さんが強姦されたあとになぶり殺されたとしても、あなたは犯人の死刑に反対といえるのか?

死刑反対派:それでも死刑には反対である。なぜなら死刑に犯罪の抑止力があるとは思わないからだ。

それに犯人を死刑にしても娘は甦らないからである。

 

これを見て、反対派の意見に共感をおぼえた人は少ないはずだ。かわいい娘さんがいる人ならば、特にそう思ったと思う。

テレビをみていた視聴者の反応も同じようなものであった。反対派の理論には血が通っているように見えなかったのだ。たとえ数式的には正しくとも、人間には感情というものがある。

この発言をした人物は、反対派の仲間からでさえ反感をくらってしまった。

理屈ではわかってはいるけど、感情では理解したくないのが人間なのである。

イメージの重要性

私もそうだが、人間が商品を購入する時は、商品自体がほしいのではなく、その商品に付加されているイメージを買っていることが多い。

イメージ・・・感の良い方は気付かれたかもしれないが、イメージなんて個人の勝手な思い込みに過ぎない。

考えたことがあるだろうか?

どうしてクルマや化粧品のCMには必ず美女が出てくるのだろう。そう、潜在意識にこのように刷り込みを行うためである。

「このクルマの乗っていると、こんな美人を助手席に乗せてドライブができる。」

「このクルマを買うとこんな美人にモテるようになる。そのぐらいかっこいいクルマなのだ。」

「この化粧品を使えば、私もこんなに綺麗になれる。」

「この化粧品を使う女性は綺麗な人がおおい。じゃあ私も使わなければ。」

あはは・・・私はそんなバカではないよ。

確かにあなたはそうかもしれない。だが、自動車、コスメメーカーが何千万という金額を支払ってでも美女や容姿端麗のモデルをコマーシャルに使い続けるということは、それだけ効果が高いということである。

テレビ言葉をはじめとしたマスメディアでは、脳味噌に直接的なメッセージを送られてしまう危険性を秘めているということを知っていただけただろうか。

面白い実験をした人がいた。

ボロボロの服を着た中年男性が、道端で風呂敷をひろげて、超1級品の宝飾ダイヤモンドやサファイア、ルビーなどを販売してみた。

どれだけ懸命に通りがかる人を呼び止めても誰も話を聞いてくれない。

市場価格の10分の1の値段、且つ保証書や鑑定証をつけてもである。

馬鹿なやつらだ。買っていたらぼろもうけだったのにと言えるだろうか?私にはとても言えない。なぜならば道端で最高級のダイヤモンドやルビーなどを売っているのをみたことがないし、考えられないからだ。

私達のイメージはこうである。

百貨店やセンスの良いゴージャスな路面店などで宝石は買うものである。

ナンパや出会い系で異性に会えるかどうかもイメージをいかにして構築するかが大事らしい。参考 出会い系体験談

 イメージがすべてなのか

石鹸は良く泡立つというイメージが日本人にはあった。

そのイメージが邪魔をしてしまい、合成洗剤が日本で発売されたときに全く売れないという事態を招いてしまったことがある。そう、強い洗浄力を持つ合成洗剤には泡立ちなど必要ないのに、少しも泡が立たないということで、洗濯を行う主婦の印象が悪かったからだ。

泡がたたない=汚れも落ちない

このイメージが邪魔をしたため、当初の売れ行きは燦燦たるものであったが、泡沫剤をいれることによって売り上げはグングンと伸びて行ったのである。

これもイメージを買っているという典型的な例と言えるのではないだろうか。

私達も無意識のうちに洗脳されているかもしれません。

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